第6回

ibasho映画祭 2025


グランプリ
小楠健志 監督
「BASSNINJA film the live in the ring episode 0」

新人監督賞
平野かれん 監督「CANON」

最優秀制作賞
大須賀薫 プロデューサー「CANON」

最優秀監督賞
柳祐章 監督「事実無根」

最優秀主演女優賞
高橋ゆな「愛の挨拶」

最優秀企画賞
乙木勇人 監督「ラストオーダー」
映画祭最終日は、学生映画で大盛況!
8月3日(日)、映画祭の最終日は、若い世代の情熱がスクリーンにあふれる一日となりました。
東洋美術学校による短編作品『運命のUSB』を皮切りに、下松市立末武中学校 映画部の生徒たちによる『1時間だけの同級生』と『うさぎの気持ち』、そして名古屋学芸大学 映像メディア学科卒業制作の『CANON』(監督:平野かれん)が上映され、会場は熱気に包まれました。
中学生から大学生まで、それぞれの視点で紡がれた物語には、未来の映画人たちのまっすぐな想いと可能性が込められており、観客からは温かな拍手と感動の声が寄せられました。
学生映画の力を再認識する特別なフィナーレとなりました。


映画づくりを通して、生徒同士が認め合える「居場所」を作ろう、と創部された映画部の作品を、人や映画の「居場所」であろうとする「萩ibasho映画祭」で上映して頂けことに感謝しかございません。生徒たちも大いなる刺激を受けたようです。私自身、幼少期から映画館が唯一の救われる「居場所」でしたが、その恩返しの想いで立ち上げに携わらせて頂いた萩ibasho映画祭に、第1回以来、意外な形で帰って来られて感無量でした。また新作を上映して頂けるよう、生徒と共に頑張ります。
下松市立末武中学校映画部 部活動指導員 大橋広宣(マニィ大橋)
時間が過ぎるのを忘れるほど楽しく過ごした三日間。個性豊かな監督と多様な作品が集う魅力的な居場所。交流を通じて価値観が融合し、新たな視点が生まれる。感銘と刺激に満ちた映画祭は、心を豊かにしてくれるibashoだ
「リン魂」監督 加藤悦生



この映画祭には、映画館の大スクリーンで自分の作品が上映されるよろこびがあります。そして上映後には、お客さん、スタッフ、映画関係者が垣根なく語り合える交流会も。毎年、萩のお祭りの時期と重なっていて、夜には花火が打ち上がり、屋台が並び、街じゅうがにぎやかに。歴史情緒あふれる名所や、萩焼などの見どころも盛りだくさんです。昼と夜には、館長の手料理がふるまわれ、映画と人、そして萩という土地の魅力がゆるやかに溶け合っていきます。まさに、“おいしい映画祭”。
「愛の挨拶」監督 岩松あきら
萩の地で映画を上映させて貰えたこと大変光栄でした。交流の場として、家族のような温かさで1日しか入れないのが残念でしたが、また精進して戻ってきたいと思いました。素敵な時間と機会をありがとうございました。
「ラストオーダー」監督 乙木勇人




みんなで一緒に映画を観て
作った人を交えて映画の話をできるという超貴重空間
萩ibasho映画祭2025終幕
上映された映画には血の繋がりに捉われない「心の家族」を感じさせる作品が多かったですが
映画祭に参加した人たちも徐々に家族になっていくような、そんな素敵な映画祭でした
今後も萩ibasho映画祭を通じて心の家族が広がっていきますように
「猫と私と、もう1人のネコ」監督 祝大輔
萩ibasyo映画祭でのご縁がibasyoを作り新たな挑戦を与えてくれた。
映画を介して館長の笑顔が糸のように結びibasyoを紡いでくれる。
誰かの「好き」が、いつのまにか私の「好き」になるibasyo。
「君が咲う日」脚本・プロデューサー・出演 鈴木愛子


山口県萩市の「萩ibasho映画祭」は、人と人がつながる特別な映画祭です。会期中は毎日、手作りの食事を囲んでの交流会が開かれ、監督も俳優も観客も!肩書きを超えて語り合います。入選作は本物の映画館「萩ツインシネマ」で上映され、自作が大スクリーンに映る感動を味わえます。映画をきっかけに新たな出会いや次の仕事につながることもあり、心に残る貴重な体験ができる映画祭です。
「愛の挨拶」プロデューサー・主演 高橋ゆな
映画で人を繋ぐ、萩ibasho映画祭。
多種多様な映画と人々が集まる映画館は一つの空間となり、新しい発見と出会いを生む。歴史の趣残る萩の地で和気藹々と語る私たちはどこか懐かしくて、心落ち着く居場所となる。映画館での初上映がこの萩ibasho映画祭の萩ツインシネマで本当に嬉しく、とても光栄に思います。貴重な機会をありがとうございました。
「CANON」監督 平野かれん

アットホームな雰囲気に和まされながら、上映される映画は刺激的でとっても不思議で楽しい空間でした。自分の作った映画を大きなスクリーンで、良い音響で上映して頂いたのも何よりの幸せです。
映画が好きな人々とそれぞれが作った映画を見ながら語り合える。そんな素敵な場所を作ってくださった皆様に感謝します。
「CANON」プロデューサー 大須賀薫

萩Ibasho 映画祭は僕にとって映画と人生の学校です。
映画の作り方、ご縁、広い視点と知見をいただいております。今回賞をいただいたBASSNINJA filmも萩がロケ地の一つとなっており、多くの萩の方にも出演していただきました。皆様には感謝しかありません。これからは萩Ibasho 映画祭を広めていく活動をしていきます。
「BASSNINJA film the live in the ring episode 0」監督 小楠健志
萩、山口、地元の人たちを中心に縁(ibasho)ができ、円として広がる。
萩ibasho映画祭は、作品とシアター、登壇者と観客の距離がとても近くて、人の温かみを感じ取れます。
縁と縁が繋がり、私たちの大好きな映画という輪が、萩の街から大きく広がっていくことを願います。ありがとうございました。
「beyond」「まゆこの日常」監督 アライジン


3日間、映画館という魅惑の暗闇に映し出される映画という名の光を観た。夜は飲んで食べて、大いに語った。そこには、上映映画のキャストスタッフや映画祭関係者のみならず、観客もいた。
その様は、あたかも幕末の志士たちが、身を潜めた闇の中で見据えていた光のようだった。
また集おう夏に、語り合おう萩の地で。
「おはよう、家族」監督 清水雅人
コンペ作品監督によるPR映像
コンペティション部門の作品の制作関係者たち一同がネットで集合。自らの作品の見所について30秒で語ってくれています。 ぜひご覧ください。
第6回

ibasho映画祭 2025 上映作品
8月1日(金 )11:05 上映開始

コンペ上映
幕末、長州藩士・高杉晋作は奇兵隊を結成した。この中に勇策がいた。一年前、ある女に父親を殺され、助けられなかった自責の念が彼を深く苛む。奇兵隊での仲間との出会い別れを経て勇策は命のあり方にふれる。(18分)
【舞台挨拶 登壇者】鈴木愛子(脚本・プロデューサー・出演)、秋葉由美子(脚本)
Trailer
8月1日(金)11:45 上映開始

コンペ上映
都内のとある居酒屋は、今日も閉店の準備をしていた。そこに一人の男性が来店する、彼は3年前に店内でプロポーズをした珍しいお客様だった。定点ワンカットで描く、閉店から始まる再開(会)の物語。(10分)
【舞台挨拶 登壇者】乙木勇人(監督)
Trailer
8月1日(金)12:15 上映開始

コンペ上映
探偵は映画を見ない
そして、探偵は映画を見ない
渡邉高章 監督
依頼人の人妻に調査報告をして一件落着のはずが物語は思いも寄らぬ方向へ、探偵・成瀬健二シリーズ第一作『探偵は映画を見ない』と、人探しで山口県「萩ツインシネマ」に辿り着いた成瀬は目的の人物を見つけるが思い通りに事は運ばない、シリーズ第二作『そして、探偵は映画を見ない』。(30分)
【舞台挨拶 登壇者】アライジン(出演)、高橋ゆな(出演)、古川良則(照明)
Trailer
8月1日(金)13:50 上映開始

コンペ上映
美大進学を夢見る高校生・櫻は、娘の上京に反対する母・環との対立に悩んでいた。単身赴任から戻った父・紘一は櫻を理解するが、環と衝突して家を出ることに。母子だけの生活が始まる中、環が職場で倒れたという知らせが届く。言えない思いをSNSに綴り、野良猫に癒やしを求めながらも、櫻は少しずつ追い詰められていく――。(99分)
【舞台挨拶 登壇者】祝大輔(監督)、アライジン(出演)、樋口千颯(出演)
Trailer
8月1日(金)15:50 上映開始

コンペ上映
東雲家は、愛知県豊田市の農山村で暮らす5人家族。それぞれ問題を抱える中、後妻の幸子は、持ち前の明るさで、日々を楽しんでいるように見えるが…。過疎化の進む豊田市の中山間地を舞台に描く、令和版ローカルホームドラマ。(120分)
【舞台挨拶 登壇者】清水雅人(監督)、MOMOCO(出演)、坂本桜涼(出演)、高橋ゆな(出演)、古川良則(照明)
Trailer
8月2日(土)10:20 上映開始

特別上映
SOMEDAYS
曽根剛 監督
児童養護施設に預けられた姉の松平香と弟の松平勇人の姉弟。すぐに母親が迎えに来ると思っていた2人に母が迎えに来ることはなく、成長して養護施設を退園した香と勇人は母親を捜しながら毎日を送っていた。ある日、閉鎖が決まった施設の閉園式でかつての仲間の佐藤良太、渡辺洋介、西川光と再会した2人は、仲間とともに施設にいた当時の夢だった音楽活動を再スタートさせる。(85分)
【舞台挨拶 登壇者】田中健一(協賛)
Trailer
8月2日(土)12:00 上映開始

コンペ上映
ある日、警察署に不法侵入したという女性が姿を現す。しかし、警察の記録には彼女の通報はない。彼女の訴えは真実か、それとも幻想か?彼女の真の訴えは一体何なのか?会議室を舞台に、真実と妄想の狭間で揺れ動く、謎めいた物語が幕を開ける。(27分)
【舞台挨拶 登壇者】高橋ゆな(プロデューサー・主演)、岩松あきら(監督)、清水雅人(脚本)、古川良則(照明)
8月2日(土)13:35 上映開始

コンペ上映
リン魂
加藤悦生 監督
主人公(凛)は特殊能力を持つ女子プロレスラーだ。ある練習日、先輩の純子がバックドロップを後輩に仕掛けて死亡させてしまう!? 凛は特殊能力のタイムリープを発動させ時間を戻すが… SFスポーツコメディ(34分)
【舞台挨拶 登壇者】加藤悦生(監督)、古川良則(照明)、岩松あきら(監督補佐)、高橋ゆな(協力)
Trailer
8月2日(土)14:30 上映開始

コンペ上映
世界トップ10のベーシストに2度選ばれた今沢カゲロウ。彼は世界中を旅し各地で毎日のようにソロベーシストとしてベース1本でライブをしてきた。プロレスのリングの上でのライブ。プロレスラー ザ・ブルーシャーク。家族や仲間と共にプロレスの興行を東京のクラブで開催。自分自身もリングに立つ。一夜限り、一期一会の演奏と格闘のコラボレーション。(52分)
【舞台挨拶 登壇者】小楠健志(監督)、今沢カゲロウ(主演)
Trailer
8月2日(土)15:50 上映開始

コンペ上映
京都で地元で愛される喫茶店に若い女性がアルバイトとして働き始める。ある日、彼女を店の外から盗み見る男の存在に気づいたマスターの星。問いただせば、男は生き別れの彼女の元義理の父親だという。星は2人の再会を画策するが、突然思いも寄らない事実が明らかになり…(100分)
【舞台挨拶 登壇者】柳裕章(監督)
Trailer
8月3日(日)10:00 上映開始

コンペ上映
売れない作家の冨樫は〆切に追われていた。生きるため、何でもいいから書かねば。徐々に冨樫は妄想に入り浸っていく。(22分)
【舞台挨拶 登壇者】アライ ジン(箱田名義で監督、出演)、横須賀一巧(主演)
8月3日(日)10:00 上映開始

コンペ上映
木林まゆこ。31歳。長野県生まれ。役者を目指し18歳で上京。ワークショップに通い、エキストラ現場も未だに多い。冬のティッシュ配りは辛い。母は結婚を急かす。ロクでもない男たちとの恋愛を経て、それでもここ東京にいる。(18分)
【舞台挨拶 登壇者】アライ ジン(箱田名義で監督、出演)
8月3日(日)11:05 上映開始

コンペ上映
小学生の兄妹、小田原悟と小田原結衣を置いて家から出て行った母親。悟と結衣は叔母と従兄が住む高畠家に預けられることになる。兄妹は母親を探すある日、林の中で2人の天使に出会う。兄妹は天使2人に導かれて死んだ母親のもとへ。(24分)
【舞台挨拶 登壇者】平野かれん(監督)、大須賀薫(プロデューサー)

ibasho映画祭 2025 学生映画上映作品
8月3日(日)11:50 上映開始

運命のUSB
東洋美術学校
美術専門学校の講師・真空が拾ったUSBには、驚くべき未来が記されていた 。そこに書かれた出来事が次々と現実になる中、彼女の運命を大きく左右する“ある予言”が浮かび上がる。果たして真空は、迫りくる運命から逃れることができるのか?(10分)
8月3日(日)13:00 上映開始

1時間だけの同級生
下松市立末武中学校映画部
下松市立末武中学校映画部2023年度制作作品。母親とケンカをしたことに思い悩む中学3年生のケントは放課後、30年前の中学校にタイムスリップしてしまう…。 4K・VR徳島映画祭高校生部門大賞受賞。(25分)
8月3日(日)13:00 上映開始

うさぎの気持ち
下松市立末武中学校映画部
下松市立末武中学校映画部2024年度制作作品。家族や友達との関係がうまく築けないリコは親友のユイを頼りにするが、ユイはなかなか学校に行けず…そんな時、見習いの天使があるイダスラをする。(23分)

鑑賞料・投票権 案内
●フリーパス券 3000円 ※投票権7票
●長編映画1本 各1100円 ※投票権1票
●短編映画 各グループ1,100円で鑑賞できます。
①「君が咲う日」「ラストオーダー」「探偵は映画を見ない」※投票権1票
②「愛の挨拶」「リン魂」※投票権1票
③「beyond」「まゆこの日常」「CANON」※投票権1票
④「運命のUSB」「1時間だけの同級生」「うさぎの気持ち」※投票権なし




